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オオタカの嘴。 

映像コーナーもありました(鳥の内臓から出て来た、物質で、生活していた環境もわかるとか)。 

高山標本コーナー:

高山標本は、鳥類1722点・鳥卵550点・小型獣59点からなる標本で、

明治末期から昭和初期にかけて松本市在住の高山鼎二・忠四郎親子によって作られたものだそうです。

 二人は、本業の傍ら農商務省の鳥獣調査員として鳥獣の捕獲・食性調査に協力して来られたそうです。 

 息子の忠四郎氏は高山理化精機の創業者で、登山家でもあり日本山岳会信濃支部の結成もされたそうです。 

  林先生は、そんな忠四郎氏の北アルプスを舞台にして、鳥学を支えて来た、貴重な体験談を本にしておられます。 

 昭和54年に、日本野鳥の会諏訪支部の小平さんに高山氏が自宅で保管していた標本の保管先を相談され、

標本に感心のあった林さんが寄贈を受けたのだそうです。

  標本依頼者との手紙等、貴重な資料もあったそうですが、

引き取る前に、家族の方によって多くが処分されてしまったとか、残念がっておられました。

   
オシドリの本剥製と仮剥製。     ハイタカ・ツミの仮剥製。
   

本剥製は、観賞用等で生体に近いポーズで作られており、仮剥製は学術標本に使われもので、寝かせた姿に作られるのだそうです。

   
   
   
   
   
   
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