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第二百四十三回自然と歴史探訪折井宏光画・諏訪大明神画詞展

折井宏光先生。 先生の肉筆画。

諏訪大明神画詞:縁起編

今回のマリオ倶楽部新年会は、折井先生の描かれた、諏訪大明神画詞に基づく歴史画を通して、

諏訪信仰と祭儀を学ぼうと企画されたそうです。 

  先生の描かれた58枚の絵は、諏訪美術館に保管されているそうですが、

残念ながら今回は拝見する事は出来なかったそうで、

長野日報さんで1998年に出版された本をもととしたスライドで、先生に解説頂きながら勉強する事になったそうです。 

  ところが、先生が体調不良で急に入院される事になり、熊澤会長さんと私で分担して説明を担当する事になりました。 

   幸い、先生も退院され、本日の会にも参加いただけ、心強い味方を得ての会となりました。

  諏訪大明神画詞は、1356年・南北朝時代に小坂円忠によって編纂された、12巻の絵巻物が基だそうで、

その後絵巻物は紛失、絵に添えられた文書の写本のみが残ったそうです。  

 写本は16種類有ったそうですが、そのうち2冊は無くなり、今残っている最古の本は1472年の権祝本(守矢史料館)だそうです。  

 絵巻物は2人の絵師と8名の書家によって作られ、外題は後光巌天皇、巻末には足利尊氏の奥書があったそうです。

   
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