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阿智村伍和地区・昼神温泉の紅葉も見頃。  

駒場ダムの紅葉。

園原ビジターセンターははき木館。

今回案内して下さるのは、大森さん。  

 まずは、館内に展示されている資料を基に、園原の学習です。 

 箒木・東山道・石製模造品・古文学との関連等を説明して頂きます。 

  東山道は古代官道で、飛鳥時代・701年大宝元年に整備され、納税・軍事・防人・貢馬の道として五幾七道で整備されたそうです。 

 東山道は近江国・滋賀県・勢多駅から陸奥国・岩手県・多賀城を結ぶ810Kmにも及ぶ道だそうで、

ここ神坂峠が開かれたのは702年だそうです。 

 七道としては、山陽道が大路として一番で、東山道は中路として二番目に重要な道だったとか、

それ以前に、伊那谷への道は、天竜川沿いの道が使われていたそうです。 

 道は飛鳥〜平安前期ぐらいまで、宿駅伝馬制度が設けられてよく利用されたそうですが、

政権の変動により道も変わった様で、1586年安土桃山時代には天正地震により130年間ほどこの辺りの住民がいなくなり、

再度移住したのは1716年江戸時代半ばになってからだそうです。  

しかし、その頃のメイン道路は中山道に替わっていました。 

 神坂峠は、難所だったそうで、荒ぶる神々に対する祭祀に使われた遺物が多数出土するそうで、

中でも特徴的なのが石製模造品で、中央構造線で採取される緑泥石を使った勾玉等があるそうです。 

 神坂峠の頂上付近の神坂峠祭祀遺跡からは1400点ほどの石製模造品が出土しているそうです。  

   
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