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神社の神紋は、諏訪神社分社の1本立梶。

  鎌倉末期になって、諏訪上社系神氏(神為頼の子孫)が山家(ヤマベ)氏を名乗り山辺の地頭を務めたそうです。

  その時に、奥宮の素戔嗚尊と建御名方命を合祀したそうで、

諏訪社の色が濃くなって行った様です。 

 小笠原氏は1185年に信濃国が頼朝の知行国となった時に、

信濃守となって甲斐からやって来たそうですが、

本格的に府中に移り信濃を支配したのは室町になって、1400年信濃守護となってからだそうで、

鎌倉末の中先代の乱では、諏訪頼重が府中の国司を撃って、

鎌倉へ昇ったというので、府中のあたりも諏訪氏の勢力がかなり強かったのかもしれません。

丁度神社で作業をしておられる地元の方が居られ、祭りの話等うかがう事が出来ました。

江戸時代1767に、薄川がもたらす恩恵を、各町に運ぶという事で

御舟祭りが毎年55日に行われる様になったそうです。 

最初は薄町の1艘だったそうですが、今は幕末のもので9艘あるそうです。 

 最古の舟は1835年の上金井の舟だそうです。

 いずれも立川流の彫刻で飾られた豪華なものだとか。

   
   
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