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一番・青岸渡寺・如意輪観音。

九番・興福寺・不空羂索観音。

二十五番・清水寺・千手観音。  二十九番・松尾寺・馬頭観音。 

ここの西国三十三観音も温泉寺同様、三つの覆屋に分けて納められていました。 

 こちらは、守屋貞治50歳代の作品だそうです。 

  天台宗・真言宗には、六道の世界から救ってくれる観音様が居られるそうで、

如意輪観音(天道)・准胝観音・不空羂索観音(人間道)・十一面観音(修羅道)

馬頭観音(畜生道)・千手観音(餓鬼道)・聖観音(地獄)の担当になっているそうです。

  ちなみに、三十三は法華経普門品に説く仏の化身の数だそうです。 

  観音像は加工のしやすい三峰川の青石(閃緑岩)、蓮華座はそれより硬い安山岩、

下の台座は更に硬い花崗岩と使い分けてあるそうです。 

 高遠ダムの所には、青石の石切り場があったそうです。

坂を上り切った所に、覆屋におさまった、大きな地蔵様がありました。

   佉羅陀山地蔵大菩薩、守屋貞治の作だそうです。  

佉羅陀山とは須弥山を囲む七金山の一つで地蔵が住む所だそうです。 

 そこでは、お釈迦様の説法でも聞いているのか、如意輪観音同様、右手を頬に当てた思惟相をしていました。

   
   
   
   
   
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