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第百九十七回自然と歴史探訪[島木赤彦の生涯と関わりのある人々達]

赤砂崎の御神渡り。

諏訪湖博物館:赤彦記念館

 湖の氷はとけてなお寒し 三日月の影波に映ろふ。 

 これは三月頃の情景を一月に読んだ、アララギ派の歌人島木赤彦の歌だそうです。 

   近代短歌の代表集団・アララギ派の歌人達は、正岡子規の短歌論に賛同し歌は写実・生活密着的歌風だったそうで、

この歌も写生ではなく、写実を良く表しているものだとか。  

これは、今回の先生の小口さんが、バスの中で教えてくださった言葉。  

 いよいよ、マリオ倶楽部も200回に近づき、2018年のスタートとなりました。  

  今回は、元下諏訪町教育長で今は赤彦研究会の名誉会長をしておられる、

赤彦研究の代一人者の小口明先生の案内で巡る、アララキ派歌人達を訪ねる一日です。  

  バスに乗る前に、厚い資料を頂きその重さからも、今回の旅の重みも感じとれます。 

  何しろ、赤彦の歌も以前何処かで聞いた事があるぐらいの記憶で、

和歌も俳句も短歌も長歌も近代短歌も深く知る事もなく、

今回訪れる予定の、博物館・柿蔭山房はマリオ倶楽部でも何度か訪れていますが、

あまり歌人としての関心で見た事も無かったので、今回はたっぷりと教わる事ができそうです。  

  最初の歌にあった様に、今回は冬の諏訪湖を見ながらのスタートです。  

 最初に横河川の河口に出て、まだ全面結氷している諏訪湖を見ながら、

最初の訪問先の諏訪湖博物館をめざします。

   
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