1/16

第百九十三回自然と歴史探訪[陸上から湖上から・諏訪湖観察会]

弁財天。    
岡谷市横河川河口。  

南宮社:民話諏訪の伝説・第八話

今回の旅は、私たちの暮らしと共にある諏訪湖を改めて見直そうという事で、

諏訪湖に関連のある民話や史跡の地を訪ね様と企画されたそうです。  

  台風18号が近づく中、天気も心配されましたが、みごとにセーフ、

絶好のマリオ日和、スッキリとした秋晴れとなりました。  

 今回出かける所は、道も細く、何時ものバスでは通のが大変という事もあって、

3台の車に分乗し、会長さんの用意して下さった資料を手に出発です。  

  今回最初に訪れたのは、横山先生の話をもとに会長さんが発行された

民話諏訪の伝説の八話に出てくる南宮社です。 

  下諏訪から釜口水門へ向かう道を行き横河川の橋を渡ってすぐの川沿いの道を左折、

諏訪湖に向かって少し行った所にありました。  

  案内板があるわけでもなく、道からも見えないので知っている人でないと、ちょっと見つかりそうもありません。  

  言われてみれば、マリオ倶楽部でも何処かの帰りにちょっと立ち寄った事もありそうな気もしますが、

私の記憶には少しも残っておりませんでした。  

 この辺り、横河川の右岸沿いの地域は湖岸から県道のあたりまで、地名が南宮となっています。 

  民話によると、有賀村あった大安寺という寺が大水で流され、

そこにあった南宮社の神が流れついた先がここで、

大安寺の四天王が流れ着いたのが四王だという話があるそうです。 

   金洞山大安寺は延喜式の官立の寺だというので、平安時代から有った大古刹という事になります。 

    大洪水が有ったのは1565年だそうで、薬師堂と阿弥陀堂しか残らなかったそうです。  

  寺の再建はならず、1602年に千野氏の菩提寺となった、

江音寺が出来て、大安寺は廃寺となったそうです。

寺社一覧へ 目次へ・・・次ページ・・・・戻る