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神長官裏古墳。  

 ここ高部扇状地は古墳・神長官家・神官住居等が多く有った所だそうです。

この古墳は高部古墳群の中で唯一墳丘・石室が保存されているものだそうです。

  円墳で七世紀頃のものだそうで、市指定史跡にもなっているそうです。 

   一説には、守屋山山頂に奥宮を持つ物部守屋の次男、武麻呂の墳墓との説もあるそうですが、

守矢氏との繋がりも不明だとか、いずれにしろ守矢氏に繋がる豪族がいたのかもしれません。

オカメザサに囲まれた、縄文住居を思わせる守屋史料館。 

 四本の御柱はミネゾウで、薙鎌が打ち込まれていました。 

  明治維新になって、神官の世襲制も廃止になり、中央神官が派遣される様になったので、

守矢家も神長官としての役割がなくなったそうです。 

 それを機に、78代目となる守矢早苗氏が、鎌倉時代から伝わる守屋家文書1600点以上の文書を市に寄贈、

れを受けて茅野市が守屋家の文書を保管・公開する史料館を造り、平成3年にオープンしたものだそうです。 

  ユニークな建物は、地元建築家で東京大学名誉教授でもある藤森照信氏のデビュー作だそうで、

中鉄筋コンクリートで、屋根は鉄平石と天然スレート、壁土をぬって、一部にサワラ手割板を被せるという凝りようです。

   この近くに、藤森氏の造ったユニークな茶室があるという事で、史料館の見学の前に見に行くことにしました。

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