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山家神社:白山大権現

ここ長山家の郷は、滋野系海野氏につながる真田氏の私牧が有った所だそうで、

ここ山家神社は郷の産土神を祀った神社として古くから有ったそうです。  

最初は、岩井山か四阿山を御神体とした神社だったそうですが、

後に日本武尊一柱を祀った神社となったそうです。(日本武尊は、鳥居峠を通って上州に出たとか) 

 奈良時代になって、白山信仰が伝わり養老2(718)に奥社を四阿山山頂に奉遷したそうです。 

 奥社は二社あり、南向きが信濃社、東向きが上毛社だそうです。

 (山も信濃側では四阿山・上州側では吾妻山です。)   

里宮は、岩井山にあったそうですが、平安時代・857年に洪水で崩壊、

鎌倉時代になって源頼朝により現在の地に造られたそうです。

  白山権現は神仏混合の神であり、里宮には、白山寺も造られた様で、

しばらくは白山さまとして慕われてきたとか。

 ここは、上田城の鬼門除けとして、歴代藩主からも庇護されてきたそうです。 

 明治になって、廃仏毀釈により白山寺は取り壊され、再び名前も山家神社に戻ったのだそうです。 

 山家神社は、四阿山から流れる四流の水系一体の守護神・水分神だった様です。 

 現在の神社は明治20年の真田大火で焼失、翌21年に再建されたものだそうです。 

 石段の上に屋根を被った木がありました。 

 杉の木で雷にやられたものだそうです。  

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