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金井標本コーナー:

金井標本・鳥類669点。 

 金井標本は、上諏訪町長も務めた金井汲治氏と息子の諏訪市長を務めた清氏が集めた、

諏訪湖の水鳥や国内・国外の鳥の標本を諏訪教育会館で博物資料として保管して来たそうですが、

管理しきれなくなり、林さんが引き取ったものだそうです。

  清氏は在学中、ロンドン自然史博物館のマルコム・アンダーソンの通訳として奈良へ同行した事があったそうです。 

その折、猟師がニホンオオカミを仕留めて来た処に遭遇、清氏の交渉で850銭で入手出来たそうです。  

これが日本最後のオオカミだったとか。 

 今回の展示に当たり、清氏のお孫さんから、写真を送っていただいたそうです。  

写真の清氏が抱いているのは、クビワガラス、南中国や北ベトナムに生息する鳥だそうで、金井標本の中にもあったそうです。

ナベコウ・大型鳥類は海外で入手したものが多いとか。

標本の保管に使われていた、新聞で貴重なものがあったという事で、展示されていました。 

 右は毎日新聞で第二次世界大戦開戦を報じる新聞、左は読売報知で,昭和20.8.15日の終戦の新聞でした。 

 ここで美術館の小泉館長が見えられ、急遽ここでお別れ展を開く事になった、経緯等を話してくださいました。

   
   
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