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兎川寺は、湖辺の丘で多くの兎が居たのでこの名前になったとか。

 兎川寺が地名にもなってしまったので、兎川霊瑞寺としたのだそうです。  

兎川寺は、飛鳥時代に聖徳太子により創建されたそうです。 

 かつては天台・真言合わせて24坊があつたそうですが、鎌倉末期1332年の元弘の乱のおり、

天台僧徒は比叡山で討ち死、天台12坊は廃墟となったとか。  

その後は小笠原氏の祈願寺として保護されて来たが、武田軍の暴徒により荒廃してしまったそうです。 

 その後、石川数正の庇護で境内も整備、松本藩主となった小笠原秀政が寺領20石を安堵したそうです。

  今も山を持っているが、維持が大変だとか。

松本藩初代藩主・石川数正、朝鮮出兵で病死の供養塔があります。  

供養塔の周りには、一文字納経の書かれた白い石が多数納められていました。

百体観音の前に小笠原牡丹。  

信玄に敗れた小笠原長時公が、福島に追われた時、居城林城にあった牡丹を兎川寺に託したものだそうです。

  白くて八重の見事な牡丹が咲くそうです。

   
   
   
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