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風樹文庫に入れてもらい、二階の部屋で文庫の岩波博之氏から、ここ中洲と岩波茂雄についてお話して頂きました。

   
   

中金子の農地は水はけも悪く良い土地では無かったそうで、茂雄氏の家は二町歩ほどの農家だったそうです。

  ただ、ここは氷の産地でもあり現金収入はあったとの事でした(お墓も江戸時代の立派なものが多くありました)。 

 後に耕地整理が行われ、田も良田となり売れる様になり、これを売って神田神保町の古本業岩波書店を開き、

1914年に夏目漱石と出会い、こころを自費処女出版してから、どんどんと出版社として成長して行ったのだそうです。

   
   

茂雄の生い立ち、青年時代の伊勢参りと九州の旅、郷里の中洲との関わり等、説明して頂きました。  

 この地の近くには、昭和15年創業の塩尻市北小野出身・古田晃氏の筑摩書房、

昭和21年創業の茅野市豊平出身・小尾俊人氏のみすず書房がありますが、いずれも岩波氏の影響を受けた人達の様です。

   
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