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公園には、ワーズワースの詩を基に、茂雄氏が書いた低處高思の碑がありました。 

 この言葉は岩波書店の社是にもなっているそうです。

   
   

公園の一画に古い小屋が有りました。  

 中には、これも古いポンプ車が置かれていました。 

  茂雄氏は、村に消防施設を寄付した事もあったそうで、これがその時のものかな。

風樹文庫:

 
 

中洲には、岩波書店から出版された昭和22年以降の全図書を所蔵する専門図書館があります。 

 文庫は、岩波茂雄が亡くなった翌年・昭和22年に、終戦で復員した地元青年達の向学心と、

地元に岩波の書籍をという思いに答え歎願の青年達に201冊の本と、以後発刊される本の寄贈が約束されたのだそうです。 

 201冊の本は、中洲小学校の応接室で風樹文庫として活用されて来たそうです。 

  中洲が諏訪市に合併された後平成51993に中洲村役場の地に諏訪市立信州風樹文庫として、新築されたのが現在の建物だそうです。 

 今では地元出身の方のかかわる三省堂の図書や、篤志家からの寄贈された本を合わせ4万余冊を所蔵しているそうです。 

 茂雄氏から寄贈された中洲公民館は、風樹館といったそうで風樹は中国の漢詩・風樹の歎からとった言葉だそうで、

若くして無くした両親への思いや、故郷を去った思いが込められていたのかもしれません。

 
   
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