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正門・門扉や塀もベルサイユ宮殿に良く似ています。

  正門の哨舎は東宮御所完成の一年前の明治41年に造られたものだとか。  

 バスに戻り、次の訪問先の国立西洋美術館へと向かいます。 

 西洋美術館のある上野公園は、花見客でごった返していました。 

 駐車待ちの間にバスを降ろしてもらい、西洋美術館に向かいます。

食事処も混みそうという事で、集合場所を確認して、後は時間まで自由行動となりました。 

ちょっといっぷく:レストランすいれん

外は、花見客で一杯なので、当初予定された西洋美術館の中のレストランの方が空いているのではという事で、

美術館への入場券をもらって中に入ります。 

 中のレストランも、昼の時間は過ぎていてもまだかなりの待ち状態。 

 30分ほど待った所で、席に着くことができました。  

 今日の東京は暑く、道を歩いていると汗ばむほど、最初のナマビールの一杯が喉にしみます。  

 国立西洋美術館は、川崎造船社長・松方氏が日本に共楽美術館を造ろうという事で

ヨーロッパ各地で買い集めた美術品の内、ロンドンに保管された300点は焼失、

日本に持ってきたものは、昭和2年の経済恐慌で会社再建のため売却、

パリのリュクサンブール美術館に保管された400点ほどが、戦火に合わず残ったそうですが、

サンフランシスコ条約によりフランス政府の所有とされたそうです。

その後、コレクションを展示する美術館を造るという条件で、370点ほどが返還されたのだそうです。 

 その時に造られたのが国立西洋美術館だそうで、1959年にル・コルビュジエ氏の設計によって造られたそうです。 

 入口からレストランまでが本館で、中庭の先の建物は1979年コルビュジエの弟子で、

本館の建設にもたずさわった前川国男氏設計の新館だそうです。

   
   
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