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前庭に面した建物の入口から中に入ります。 

 1階は、半地下の部屋の上にあり、仮設のスロープをかなり上ります。 

 入口でカメラにキャップをかけ、ここからは撮影禁止。  

いただいたパンフレットと会長さんが用意して下さった資料、バスの中で見たビデオを参考に見学します。 

  中には、監視・案内の方も大勢居られ、聞けば丁寧に説明して下さいます。 

 迷路の様な通路を通り二階に上り、最初に見学したのは、

花鳥の間・饗宴の間だそうで格天井の油絵、壁の七宝焼の画題に花鳥が取り上げられているので花鳥の間だそうです。 

 部屋はかなり広いのですが、中にはテーブルや椅子も置かれ、

何時でも使える状態になっており、見学通路も狭く渋滞気味、これでは撮影禁止も無理ない所です。

  続いてやって来たのは大ホール、主庭側の南の建物の中央のあたりで、

正面入口にむかう中央階段と正面・前庭側の建物へとつながる、中央通路があります。

  大ホールの南側には、第一客室となる朝日の間があるそうで、入口には小磯良平氏の絵が有りました。

   国公賓のサロンとして使われる部屋だそうですが、只今改装中との事で見学は出来ませんでした。 

 中央通路を渡り、正面玄関上にある第二客室・彩鸞の間を見学します。 

  条約・協定の調印などに使われるそうです。 

 金箔が施された石膏の浮彫で飾られ、

その中に鳳凰の一種の鸞が描かれているので、彩鸞の間と呼ばれているそうです。 

  再び中央通路を通り南側の建物に移動、最後に見学したのは羽衣の間です。 

  天井画として、謡曲・羽衣の一節が描かれているので、羽衣の間だそうです。  

 舞踏室だそうですが、レセプションや会議場としても使われるそうです。 

  いずれの部屋も華やかな洋風の宮殿を思わせる造りの中に、巧みに和を取り込んだ部屋ばかりでした。 

  江戸時代からの和の世界に住んで来た明治天皇から見ると、

華やかな西洋風の造りはさぞかし贅沢と映ったのも無理ない所かと思われます。  

 外を見る時間もなくなりそうなので、中の見学を早々に切り上げて外に出てみます。

まずは、主庭の方へ。 

 入口近くのドームの屋根、日本には無かった屋根で、

銅板をはった職人さんの技術の高さにもビックリです。 

  主庭の噴水、人気の撮影スポットの様で、室内の見学が終わった人達が大勢記念撮をしている姿が見られます。

   
   
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