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重要文化財・三重塔。  

 初代は源頼朝発願で作られたそうですが、現在のものは室町時代中期のものだそうで、

真田・徳川の第一次上田合戦の時にも唯一焼失を免れたそうです。 

 塔の前には、創建時の古心柱が建っていました。 

 内部は純唐様式で、金剛界大日如来が祀られているそうです。

   

鐘楼・江戸末期に上田藩主松平伊賀守の寄進によるものだそうです。 

梵鐘は昭和27年に再鋳造されたもの。

   

県宝・信濃国分寺本堂(薬師堂)。  

 下に有った、奈良時代の国分寺は平安中期に関東豪族・平将門と

京に出ようとした平貞守の合戦で一部が焼けてしまい、

平安末期の律令制度の衰退により荒廃してしまったそうです。 

 その後平安末期になって、現在の地に再建されたそうです。 

 その時に旧来の天台宗本尊・釈迦如来ではなく、

当時の仏教思想にのって、本尊も薬師如来となったのではとの事でした。 

 本堂は第一次上田合戦の折に焼かれ、江戸末期に造られたものだそうです。 

 棟梁は小諸の田島喜平、善光寺同様に裳階の付いた堂々たる建物です。

   
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