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最後に、守矢史料館を見学しました。 

 館内を案内して下さったのは、史料館の小平さん。 

 ロビーには今も前宮で行われている酉の祭り・御頭祭の神饌の実物が復元展示されていました。  

春先に神前に75頭の鹿・魚・鳥獣の肉を供えて、神と御頭(奉仕の人々)が一体になって饗宴を催したものだそうです。 

  江戸中期の宴の様子を菅江真澄のスケッチをもとに復元したものだそうです。

耳裂鹿。  

 サナギ鈴(鉄鐸)

神野の耳裂鹿・御頭祭の75頭の鹿の中には、必ず1頭は耳の裂けた鹿が居るそうで、

諏訪の七不思議にもなっているとか。 

 サナキ鈴・神器は御杖柱・御贄柱と共に、神使に関する人身御供の儀式に関係したとされるそうですが、

時代と共に人身御供の扱いも変わり、鈴の役割も変わった様で、詳しい事は不明の様です。 

 ただ、洩矢神が建御名方神と戦った時は鉄輪を使ったそうですが、サナギ鈴も鉄製で、

日本の鉄器は農業より先に、狩猟民族の縄文人の方で発達様です。

 

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