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第二百十四回自然と歴史探訪[古刹と花のまちづくり・小布施を訪ねて]

   
姨捨サービスエリア。  

岩松院。

梅洞山海福寺岩松院:曹洞宗

 

今回の旅は、歴史とアートの町小布施を楽しもうと企画された様です。 

  小布施には、浮世絵で有名な葛飾北斎の作品も多く観られるという事で、

浮世絵にも造詣の深い横山先生も同行頂いての旅となりました。  

 今回の旅も、台風5号に追われながらの旅で、天気の具合がちょっと心配される中での出発でした。 

  途中姥捨サービスエリアで小休止、小布施スマートICで高速を降りて最初の訪問地・岩松院へと向かいます。  

  岩松院の前身は1353年・南北朝の頃に開創された、浄土教の小寺・千僧林念仏寺だそうですが、

1467年・室町中期になって京都丹波から移り住んた豪族・荻野備後守常倫の開基で造られた、曽洞宗の寺だそうです。 

   現在寺のある所は、岩松と称し荻野氏の居館が有った場所だそうです。  

  岩松院の少し上には、石塁の山城・雁田城があるそうです。  

 城は、戦国時代になると高梨氏(中野)・武田・上杉氏にも使われたそうで、寺は城の守りとしても使われていたのかもしれません。  

 萩野氏が移住してきた時、松川の治水の為に、故郷の丹波栗を持って来たそうで、

それが今の小布施を支える産業の基となっているそうです。  

 1619年江戸初期になると、台風被害にあった広島城の無断改築を理由に

改易となってこの地に来た福島正則公が当院を復興、海福寺の寺号を付けて中興開基したのだそうです。 

   
   
   
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