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奥殿・収蔵庫の前に神社がありました。 

 名前は出ていませんでしたが、鉢伏権現でしようか。 

 明治の廃仏毀釈の時に有ったものか、ちょっと興味があります。

奥殿を今回は見せて頂きました。

  貴重な仏像が多数祀られていましたが、堂内は残念ながら撮影禁止、文だけの紹介になります。 

 中央逗子の中にあるのは、本尊・十一面観音・国重文、本堂宮殿の逗子に納められていたそうですが、

平成11年に奥殿が出来てこちらに移されたそうです。 

 秘仏で33年に一度の御開帳、最近の御開帳は2017年だったそうで、次の御開帳まではとても生きておれません。 

 脇侍の不動明王・毘沙門天・平安後期。 

 向かって左の釈迦三尊(釈迦如来(平安後期)、文殊菩薩・普賢菩薩(鎌倉前期)は、内田の辺りにあった釈迦堂から、

向かって右の薬師如来(鎌倉前期)、大威徳明王(平安後期)は、

崖の湯近くの薬師堂から500年ほど前に当寺に集められたものだそうです。

  平安時代後半以降は下の牧を管理していた豪族の信奉が深く、広大な寺の各所に仏堂を置いていた様です。

  その他には、雨乞いで傷んだ蔵王権現像、神像5体、十王像がありました。

  須弥壇に乗った八体の仏像は、国指定重要文化財になるそうです。

   
   
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