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第二百回自然と歴史探訪[魅力いっぱい・ぶらり岡谷まち歩き]

武居慶一郎翁師恩碑と遺徳碑。 

武井家長屋門。

武井武雄生家:岡谷市西堀

今回は、岡谷で新しく出来た、諏訪倉庫さんの蚕糸を中心とした倉庫業の歴史館と

諏訪信用金庫さんの記念館しんきん文庫を見学、午後からは生きた芸術・寉龍庵の盆栽を

中心とした日本の美を味わおうと企画されたそうですが、

諏訪倉庫さんの方は残念ながら今回は都合がつかなかったとかで別の機会に延期。  

  その時間を利用して、信金さんでの武井武雄作品にふれる前の勉強として、

武井武雄の生家の近くを見学する事になりました。 

  この辺りは、第54回のマリオ倶楽部で一度訪れた事があります。 

  生家の裏には大きな碑が二つ建っています。 

  武井家は高島藩御中小姓を務め、在郷武士として庄屋もかね、私塾・無事庵をやってきたそうで、

碑は武雄の父・祖父・曹祖父の三代を称えた碑で、師恩碑は貴族院議員でもあった杉渓言長の書で、

遺徳碑の方は、岡谷出身の書家・八幡郊処によるものだそうです。 

  ぐるっと回って長屋門の前で、会長さんに武井武雄の生家について説明していただきました。  

 母屋は元禄時代に火災の後に建てられたものだそうで、本棟造りの建物で、

高島藩武家住宅の3棟の内の一つだそうです。  

 武雄がこの家に住んだのは19歳で上京するまでと、51歳で疎開した3年間、

その後教員住宅として大きく改装されてしまったそうで、

古い武家屋敷、武雄の住んだ状態とはかなりかけ離れているそうです。 

  蔵もあったそうですが、取り壊され、

長屋門は茅葺だつたものを昭和になって瓦葺きに改築されたものだそうです。

   
   
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