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集合時間を利用して前庭の彫刻を見学します。 

  美術館の入口近くには、ブールデルの弓をひくヘラクレスの像があります。

  道路の近くには、オーキュート・ロダンのカレー市民の像がありました。 

 前庭は国登録記念物に指定されているそうです。

ロダン・地獄の門。

フランスの彫刻家・ロダンは最初から彫刻家として暮らして来たのではなく、

37才で青銅時代という作品を世に出すまでは、装飾職人として生計を立てて来たのだそうです。 

 1880年にパリ装飾美術館の門の製作を依頼され、

ダンテの神曲・地獄編に登場する地獄への入口を考え製作に当たったそうですが、

完成しないまま1880年に、美術館の建設計画が白紙となってしまったそうで、

ロダンは製作中の作品を自分のものとして購入、

その後も1917年に生涯を終えるまで、ずっと製作を続けていたそうです。 

 原型はほぼ完成したものの、生前には鋳造される事は無かったそうです。 

 1920年代になって鋳造が実現、7個が作られているそうです。

当美術館の作品は、松方氏の依頼で作られたものだそうです。  

鋳造権はパリのロダン美術館が持っており、作る数は制限しているのだそうですが、

静岡県立美術館にもう一つあるそうです。  

 ロダンの生前には鋳造される事はなかった作品も、

地獄の門に関連して生み出された独立作品は幾つかあるそうです。

   
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