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第百九十八回自然と歴史探訪[迎賓館赤坂離宮と国立西洋美術館]

春霞の富士山・双葉PA。   

新宿ビル群とスカイツリー。

迎賓館赤坂離宮:国宝

今回の旅は、昨年11月に日本の粋を結集した西洋風宮殿・国宝赤坂迎賓館と

世界遺産建築・国立西洋美術館を訪ねる旅として企画されましたが、

トランプ氏の来日やらで、迎賓館の予約が取れず流れてしまった旅の再挑戦です。  

 今回は、予約も取れたそうで、参加される方も多くなり、

団体制限の26名をオーバーしたそうですが何とか入れてもらえる事になったとか。 

  というわけで、今回は中山観光さんの大型バスにゆったりと乗り込み出発です。   

 天気も快晴、絶好のマリオ日和です。   

 今年は、お江戸の桜の開花も早まったそうで、まだ散らずにいるかちょっと心配ですが、

花見の方も大いに期待出来そうです。  

  迎賓館赤坂離宮は明治42年に大正天皇の新東宮御所として紀州徳川家の江戸屋敷の有った場所に造られたそうです。  

  設計は日本初の建築家で最後の宮廷建築家であった片山東熊によるもので、

ネオバロック様式の西洋風宮殿だそうです。  

  新時代へ向けての天皇の住処として、西洋の宮殿に負けぬ様力を入れて造ったのだと思われますが、

東熊の説明を受けた明治天皇の贅沢だの一言もあり、また当時の電気技術の未熟さもあり、

温度調整もうまく行かなかったとかで、新居として大正天皇は使う事は無かったそうで、

即位後の大正12年には離宮となったそうです。 

  戦後は管轄が宮内庁から政府へ移り、国会図書館・法務省、東京オリンピック委員会等として使われて来たそうですが、

昭和49年には港区の旧迎賓館が手狭になったので、村野東吾氏設計で5年をかけて迎賓館に改修したのだそうです。  

   迎賓館としてはもう一つ、京都迎賓館が2005年に造られています。  

  迎賓館が一般公開される様になったのは2016年からだそうで、外国からの接遇に支障のない範囲で行われているそうです。

   
   
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